2012年6月17日日曜日

4CHリミッターアンプ続き

先日、基盤を製作した4CHリミッターですが、ケースに纏めました。
今回は、100円ショップでクリアーケースを購入して、スケルトンにしてみました。
















                                

入力レベルが0dBの時、出力が3dB(半分)ダウンするように設定しました。

これは、DVDの出力が会話などの時、-10dB位で、効果音等の時、0dB位まで上がることが測定の結果分かったからです。

リミッターのレベル調整は1KHz等のモノトーンでは駄目で、ピンクノイズのような広帯域の信号で、調整しないと、調整レベルよりもリミッターが働きすぎます。

これは、音声信号は様々な信号成分を含んでいるからです。














DVDに接続して視聴してみましたが、会話の時、音楽の時、効果音の時等、聞きやすい音量まで調整してくれ、使い勝手も上々です。







2012年6月13日水曜日

4CHリミッターアンプ

私のハウスでは、リビングで映画鑑賞会を定期的に行っています。
DVDを再生するのですが、VHS等のビデオテープと違って、音声のダイナミックレンジが大きく 音の大小の差が大きいので、音が小さいからと言ってボリュームを上げておくと、大音量になってしまい、慌てて音量を下げることがあります。
映画館のように防音が確りしていれば、問題無いのですが一般の家ではそうは行きません。
そこで今回、最大音量の時、設定音量まで自動的に下げるリミッターアンプを製作することにしました。














リミッター用にNEC製のIC、UPC1313HAを使用しました。
このICは、テープレコーダー用のマイクヘッドアンプとして開発され、レベル調整用のリミッターを内蔵しています。2回路内蔵されており、ステレオで構成できます。

プロ用の取材用小型ミキサーにも採用されていた事が有り、低ノイズ、音質、リミッター特性共に文句なしのICです。

残念ながら現在では入手が難しいかもしれません。











NECのマニュアルでは、このICの出力をダイオードで整流、この電圧をリミッターゲインリダクション用に使用していますが、簡単で扱いやすいのですが、この方法では激しい音楽等の時、息継ぎ現象が起こりやすいので、別にOPアンプで入力信号を増幅、正転アンプ、反転アンプを構成して+側と-側をそれぞれ信号用ダイオードで整流合成して全波整流にしました。














2台使用して、DVDサラウンド用に4CH構成にしました。

まだ、基盤だけの完成ですが、出来次第報告します。




2012年6月9日土曜日

モニター1の電源

パワード小型リファレンスモニタースピーカー(モニター1)の電源部が、今までACアダプタータイプのスイッチング電源だったのですが、今回、電源トランスを使用した電源部にしました。











やはり、ラージモニターの中高域を駆動しているアンプの電源を変えた時と同じように、中低域の伸びが良くなり、輪郭の確りした音に成りました。
スイッチング電源の良さは、軽量で小型化が出来るところにありますが、この単純なトランスとコンデンサーの組み合わせによる電源に勝つためには、やはり、コストを削ってはいけないことを改めて確認しました。                                           






サラウンドアンプ

パイオニアのシステムコンポ用のスピーカーを知人から貰ったので、サラウンド用として設置しました。
オーディオシステムの後方左右の棚に設置して落下防止を施しました。












                                                


サラウンドアンプは、DSPを使用したものでは無く、左右の位相を合成して再生する、アナログタイプです。過去に簡易型4CHサウンド方式と称されていました。










再生してみると部屋中にホールトーンの様な残響音が広がります。

余り調子に乗ってレベルを上げ過ぎると、メインのバランスまで崩れてしまうので、要注意です。

でも、無いと寂しくなってしまいます。

癖になりそうです!